24May

5月24日、東京・日比谷野外音楽堂において、狭山事件の再審を求める市民集会が開催された。集会冒頭、部落解放同盟中央本部委員長の組坂繁之さんが、「石川さんの無実を証明する証拠が出てきている。今年こそ石川さんの見えない手錠をはずさなければならない」とあいさつした。
石川一雄さんは、「第3次再審請求で新しい証拠が出てきている。これを見たら寺尾裁判長は有罪判決を出せなかっただろう。水平社結成100年の今年、無罪を勝ち取るつもりだったが残念ながらそれはかなわない。私はいま83歳だが元気に闘っている。皆さんの支援をお願いしたい」と訴えた。
狭山弁護団の中山武敏主任弁護人は、「石川さんがなぜ自白をするに至ったのか、これをわからせるには、裁判所に部落差別の実態を認めさせなければならない。再審闘争は大きな山場を迎えている。鑑定人尋問を実現させるために頑張っていく」と述べた。
その後、基調提起や集会アピール採択などを行い、デモ行進が行われた。

